ストリートアートの軌跡
NOT BANKSY「Hear Not, See Not, Think Not 014」
2023年、スクリーンインク ハウスホールペイント プライウッド、60.8×81cm
◇NOT BANKSY(ノット・バンクシー)◇
Born:???
Place of birth:イギリス
NOT BANKSYは、一見BANKSYと思わせるような作風をしていますが、 それは、悪質で高額なアーバンアー トを椰楡しているのです。 バンクシーは芸術の民主化を目指していたにも関わらず、彼の作品価格の高騰は上がっていく方でした。そこでノットバンクシーは、自ら「偽物」であるということを公表して、普通の人が買うことができなくなった本物のバンクシーの代わりにより安くいい作品を提供するような活動を行うようになりました。ノットバンクシーは本来のあるべきアートの姿を示してくれているように思えます。
ノットバンクシーは近年非常に人気があり、彼の作品の偽物も多く作られています。 そのため、それらの作品と区別するために、名前を変えたり、エディションナンバーを工夫したりしながら作品を制作しています。
- 略歴 -
2007年
「NOT BANKSY」という名前で活動を開始。
2018年
「NOT NOT BANKSY」に改名。
2019年
「THE REAL NOT BANKSY FRONT」に改名。
2020年
「NEW NOT BANKSY REALISATION」に改名。
「THE NEW NOT BANKSY REALISATION」に改名。
Nick Walker「Can」2009年、ステンシル スプレー、58×40cm
◇Nick Walker(ニック・ウォーカー)◇
Born : 1969年
Place of birth:イギリス、ブリストル
彼は、10代の頃にグラフィティに魅了されて以来、アーバンアートを実践・探求し、常に革新を続けています。
彼の作品に登場する最も有名なキャラクターは、帽子を被った紳士「Vandal」です。ニックの分身とも言われており、殆どの場合、黒い服を着て、後ろを向き、手にはスプレーを持っています。
1980年頃に始まったステンシルグラフィティムーブメントの一員であり、彼のステンシルの技法はバンクシーにも影響を与えたと言われています。
近年もアートが盛んなブリストルやニューヨークを中心に活躍しており、多くのメディアでも取り上げられるなど、世界的に注目されているアーティストです。
- 略歴 -
1992年
ステンシルとフリーハンドの作品を組み合わせ始める。
1999年
スタンリー・キューブリック監督の映画でニューヨークグラフィティの街並みを表現。
2006年
イギリス、ロンドンにて個展を開催。「Origin of the Species」
2007年
イギリス、ブリストルにて個展を開催。「The Art of Nick Walker」
2008年
“Moona Risa” が推定価格の10倍以上の価格で落札される。
LAとロンドンでコレクターが列をなし、ニックの作品は完売した。
2011年
ニューヨークのホテルから依頼を受け、レストランの壁に作品を描く。
2016年
ニューヨークにて個展を開催。「The Last Ride」
2017年
ニューヨークにてグループ展を開催。「The Collaborations-Part1」
2019年
パリにて個展を開催。「Can't Stop, Won't Stop」
ニューヨークにてグループ展を開催。「Here and Now」
◇出品予定作家◇
元永定正
村上隆
草間彌生
岡本太郎
ロッカクアヤコ
Jamie Reid
Andy Warhol
Keith Haring
Jasper Johns
Kenny Scharf
Nick Walker
SheOne
SheOne & Nick Walker
Invader
Banksy
NOT BANKSY
DOLK
Fanakapan
ストリートアートの軌跡
1月24日(水)→30日(火)
最終日は17時閉場
大丸神戸店8階 gallery TOART