ほのぼの表情に癒される。おかっぱの女の子♪「かがわのものつくり」をご紹介!
瀬戸内で育まれた豊かなものづくりをご紹介
「うどん県」や「アート県」と呼ばれる香川県には、ユニークなデザインと実用性を兼ね備えた工芸品が数多く存在しています。
日常をちょっと明るく、ちょっと豊かにしてくれる″メイドイン香川″のよいモノが大丸神戸店に初登場♪
10月18日(水)~24日(火)の1週間、7階中央イベントスペースが香川一色に染まります。
合計9ブランドが登場する「かがわのものつくり」。
ユニークな出店者をご紹介していきます!
■高松張子〈宮内張子〉
高松市内の鍛冶屋町では、昔から玩具や人形を取り扱う店がたくさんあり、様々なおもちゃ類が作られていました。粘土や木の型に和紙を張り合わせ形作った「張子細工」も、このひとつ。「デコさん」といわれる人形玩具やお面は、子ども達の良き遊び友達となっていました。
「高松張子」には、鯛持ちえびす、鯛抱き童子、振槌(ふりつち)など様々な種類があります。
おかっぱの女の子がいっぱい!
中でも有名なのが「奉公さん(ほうこさん)」。円筒形の張子人形で、おかっぱで赤い着物を着た丸顔の少女の顔が描かれ、そのほのぼのとして素朴な表情が多くの人に愛されています。また、奉公さんは重病のお姫様に代わって自分に病気を移し、島に流されて亡くなった、「おまき」という女の子の悲しい伝説が元だと言われています。
そこから魔除けや病よけの縁起物としてありがたがられるようになったとか。
奉公さん
なんとも言えない愛らしい表情。一つ一つ人の手で作られるためサイズや形も微妙に違う。
それがまたこの張子の良さの一つでもあります。
郷土玩具として関西へも多く出荷された大正の頃、子供が病気になると伝説の通りこの奉公さんを握らせて寝かせたとか。
少し前の私たちもこの人形にすがりたい時期がありましたね。
人の手によって作られたからこそ、時代が変わっても人の心に何か温かいものを届けてくれるのかもしれません。
左から
▶︎ミニ(高さ約7cm) 税込880円
▷小(高さ約9.5cm) 税込1,210円
▶︎中(高さ約13.5cm) 税込1,628円
この他にもワクワクするようなものをたくさんご用意しています。
ぜひ、この機会に香川をもっと知ってみませんか?
7階中央イベントスペース
うどん県だけじゃない香川県
2023年10月18日(水)~10月24日(火)最終日は17時閉場
主催:香川県、一般財団法人かがわ県産品振興機構